2017年4月17日月曜日

新しい生き方へ



イエス・キリストの十字架を覚えるときから、死からの甦りを覚える暦に変わりました。イースター(復活祭)を迎えたのです。季節も春となり、新しい命の息吹を感じるときですが、教会も新しい命へと主イエスが復活されたことを覚えるのです。

 日本の国では、クリスマスをお祝いする習慣はあっても、イースターはほとんど話題になることはありませんでしたが、しかし最近はイースターチョコなど、店頭にイースターに因んだ商品がたくさん並べられるようになりました。喜ばしいことだと思います。

 でも、大事なことはその祝うことの中味です。
 イースターとは主イエス・キリストの復活を祝うのです。死んだ人が甦るなんて、そんな馬鹿なことがあろうかといぶかしがる人が多いことでしょう。確かにあり得ないことです。でも聖書を通して知ることがあります。十字架を前にして怖くなって、イエスから逃げ去った弟子たちが、復活を境にして生き方が大きく変わり、死を怖れず、生涯イエスを伝える者になったことです。あり得ないことが起こったのです。

 復活には、きっと人の生き方を変える力があるのです。復活を信ずる者は、それはほんの少しであったとしても、これまでの自分の生き方から、新しい自分の生き方へと変えられるのです。

 教会では、復活を祝うときがしばらく続きます。
 どうぞ近くの教会へお越しください。

 2017.4
 日本福音ルーテル教会
 総会議長 立山忠浩